カテゴリ:暮らしコト( 14 )   

文楽と落語   

シロ子と友人とわたしとタロウで月の舞台へ
投影と踏襲 ~文楽と落語・舞踏のあやしい関係~
を観にゆく。
もめにもめたけれど
第一部 上方の芸 落語と文楽の怪しい関係 をわたし
第二部 舞踏の源流・文楽 をシロ子
が観ることになった。
交代でタロウの子守りだ。

第一部にはワークショップがあって落語家体験、文楽体験、三味線の音の聞き分けなど
笑って、声を出して、耳を澄まして
育児疲れがほどかれてゆく。
文楽体験の若手大夫さん、豊竹希大夫はちょっとシュッとしていていい男なのだ。
大阪の国立文楽劇場で見たときからちょっと贔屓にしていたんだよね。
こんな近くで会えるとは!

落語は『どうらんの幸助』桂 雀松 
文楽は『桂川連理柵 帯屋の段』 
どうらんの幸助を聞いたことがある人は分かるけど、はなしの中に桂川が出てくる。
これを続けて観れるとはなんともおもしろい企画!

さて
第二部は、舞踏と文楽のコラボレーションで土方巽の『病める舞姫』より&人形なしで演じる人形使いのパフォーマンスと文楽『日高川入相花王 渡し場の段』
人形なしで演じる人形使いの動きは不思議で妖しくセクシーだったらしい。
一部二部通しで観た友人の第一声は、「第二部を見れなかったなんて、なんてかわいそう」
とても濃い舞台だったそうな……。

あぁ~、観たかったな~。
でもでも、子育て中、こんなに早く文楽を観られるとは思わなかった。
ほんの少しでも、とっても貴重でアリガタイ時間でした。
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by aprioribooklet | 2012-03-12 18:07 | 暮らしコト

ごめんくさい   

佐渡に住む友人から
すこし前に
自家製キムチ送るとメールがあり
そのあと
雪深く野菜が収穫できないとメール。
佐渡といえば日本海に浮かぶ島……。
さぞかし寒かろう。
瀬戸内に住むわたしには想像すらできない。
関係ないけど
むかし、キムチという名の猫を飼っていたっけ。

さて、それからしばらくして
ぐるぐる巻きのキムチが届いた。
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これが美味しくてやめられない。
あつあつの玉子ごはんにキムチを乗せてのりで巻いて食べるのにはまり
おかげで一日4食。
授乳中なのになぜか体重増加中。
わたしの一部はいまキムチでできているだろうな・・・。
きっと乳にも出でいるだろうな・・・。
そんなわけで、わたしと会った人、会う人 
ごめんくさい!なわけです。

……ごめんくさいってだれのギャグだったっけ?
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by aprioribooklet | 2012-02-24 08:46 | 暮らしコト

くるくる回りて風邪ひかす   

土日はシロ子の運転手というのを口実に
いろいろとゆきたい所へゆく。
母子一体なので、タロウ(仮)ももれなく連れ回される。

まず旭川沿いの月の舞台へ出産祝いのお返しでお邪魔する。
最上階に能舞台が移築されていて年に数回、能や落語、舞踊などのちょっとおもしろい公演を行っていて、ずっと気になっていた。水をイメージしたステンドグラスや背より高い鉄製の一輪の薔薇、数か所に蜻蛉がとまり建物もおもしろい。
シロ子は何回も公演を観に行っているのだがわたしははじめて。
5階の硝子張りの広い窓から旭川を見下ろすと川の色がそこここで違っていて川面に陽がゆらゆらと光っている。渡り鳥がぽつぽつと浮かび、白い犬が河原で遊んでいるのが小さく見える。
人見知りのタロウが抱っこされても泣かない。
遠くに山も見えて、コトコトと電車も通っている。
育児疲れの心がほどかれてゆくようなひとときだ。
3月に文楽と落語と舞踏のコラボレーションした舞台を予定しているそうだ。
わたしの好きな文楽の太夫さんも来るらしい。
シロ子とわたし、どちらかが子守りでどちらかが舞台鑑賞。
ジャンケンしたら、負けてしまった……。

次に向ったのは油亀
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石井みつこさんの作品展「食べる」。
以前、同ギャラリーで「シアワセの単位」観てから気になっていた作家さん。
絵ひとつひとつに付けられたタイトルがおかしい。
シュールな物語を見せられているような……感じ。
そういえば食べる姿は案外無防備なものかもしれない。

冷たい風が吹いてきた。
フリースとわたしのストールをタロウの頭からかけてArtBoxSARASAへ。
細見博子さんの作品展2011「ハジマリハジマリ」へ
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DMを見てもわかるように、河童があちこちで遊んでた。
錫と吹きガラスでカタチ造られた河童は頭に皿ではなく花を乗せていた。
じ~と顔を覗きこむと向こうもじっと見る。
何処ぞで会いましたっけ?と心で会話してみる。

次の日、起きたらタロウが咳をした。
でもいたって元気。
ゆくべきかゆかざるべきか、ぎりぎりまで迷ってゆくことに。
今日もまた、シロ子の運転手を口実にギャラリーサンコアまで。
ヨシダコウブン 石北有美 陶と染二人展へ
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不思議な陶面とあざやかな染めのバックや小物……。
欲しいものがあったけれどすでに赤丸印が。こういう展示は初日にゆかなければね。
2階にはたまごに集まる山椒魚のような変な生き物が。

次にアロマエンジェルへ。
シロ子が仕事をしている間にそこのわんこ、エマと遊ぶ。
はじめて触れる犬に動じることなくタロウは寄り添ってニマリ。
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by aprioribooklet | 2011-12-12 13:44 | 暮らしコト

はじまり月   

11月ははじまり月だ。

まず離乳食がはじまった。
3口目まではウマウマモグモグと順調。
なぜか、4口目からウェ~オェ~と言い出し、いかにもまずいという顔で吐き出す。
離乳食一向に進まず。
まあ、これから一生食べてゆかねばならぬゆえ、いまはまだそんなに食べんでいいかくらいの気持ちでやっている。
それにしても離乳食を作るのにおそろしく時間がかかる。……のは私だけだろうか?

次に人見知りと夜泣きがはじまった。
わたしとシロ子以外に抱っこされるとアーアーとこの世の終わりのように大泣き。
なので人が来てくれていても、私はちっとも楽できず、ずーと抱っこ。
まあ、それもなんだか可愛いのだけれど。
夜泣きはある日突然、びゃ~と泣いて起きるように。しかも頻繁に。
あっ便秘もはじまった。これは離乳食に関係あるらしいけど……。

そして、アプリオリの原稿、編集作業がはじまった。
正確にははじまって終わったのだけれども。
育児に占領されている脳みそで文章を書くのはなかなかハードな作業。
版下送ってからの解放感といったら、憑きものが落ちたみたいだ。

それから、羊毛の仕事がぼちぼちはじまった。
これが本業なのだけれど。
昼間、全然寝てくれない子を抱え、毛だらけになる作業には限界がある。
夜寝てから作業すると、睡眠時間が全くなくなる。
はて、どうしたものかとぼんやりした頭で考える。
しかし展示は迫っていてとにかく少しの時間を見つけては手を動かす動かす動かす。
そして晴れて納品完了!

文章にするとこれっぽっちの報告だけど
だぁ~と倒れるような毎日だった。
毎日、あれしてこれして……、しかし何もできていないようなアワアワした日々でも
10年くらいたったら、あのころは充実していたなぁと思えるだろうか……。
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by aprioribooklet | 2011-11-29 22:31 | 暮らしコト

あがた森魚inあたらし屋   

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入院中にも関わらず、あがた森魚のライブへ行ってしまった。
(会場が病院の近くだったからね)←言い訳
担当医に音楽鑑賞と言い、外出届に気分転換と記入し、左手首には患者IDをつけたまま病院を出た。
久しぶりの外気は排気ガスを含んでいても気持ちがよい。
会場の泡盛と三線の店あたらし屋はすでに満員状態。「あまり興奮せぬよう」とシロ子。
ソンナノムズカシイヨ ダッテ……、ギターの黒瀬氏率いるテルミンとカホン3人組の前座の演奏ですでに気分が上昇。ギターを持ってあがた森魚が現れた時には酸欠になるかと思うほどの興奮が。
るるもっぺ べいぶるぅ・冬のサナトリウム・サルビアの花、そして、赤色エレジー……。
矢野顕子のパートをテルミンの女性が歌った生で初めて聴くパールデコレーションの庭もよかった。
いろんな場所のライブへ行ったが同じものはひとつとしてない。
切なくて甘いあがた森魚の音と歌と言葉に満たされてゆく。
一曲一曲が短篇映画を観ているような感覚になる。まさにロマンが流れている。
帰り道「あがた森魚は天才だー」と連呼し、興奮ついでに「あがた森魚を知っただけでもシロ子と結婚したかいがあった」といつもの暴言を吐き、帰りが遅いと心配した病院からの4回の着信に気づかずベッドに潜り込んだ。案の定眠れず、檸檬ほどに膨らんだ月が西の空へ傾くまでライブの余韻に酔しれた。
新譜『俺の知らない内田裕也は俺の知ってる宇宙の夕焼け』もすばらしい。
追記
テルミンの女性はフェイターンといい、妹チエルームと「沼娘(ぬまっこ)」というユニットを組んで活動している。そして全国ツアーが大阪から始まる。岡山は6月19日(日)19時からデスペラード。チラシには沼の向こうにある密やかな世界からやってきた、テルミンと唄とシンセのエレキ姉・浮泳と、アコーディオンと唄のユラユラ妹・千泳。ダークでリリカル、キュートでコミカル。めくるめく妄想螺旋音楽のはじまりはじまり。とある。彼女らのライブもきっとわたし好みだろうとチェックしている。
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by aprioribooklet | 2011-04-22 21:22 | 暮らしコト

一反もめん 現る?   

沈丁花が香る昼下がり
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風にそよぐ……。
妖怪の一反もめんのように、不思議な動きでゆらゆら。
シロ子愛用のふんどし作りをはじめて十数年。
一枚作れば数年は持つ丈夫さです。
ふんどしを干し
見上げる空はこんなにも穏やかなのに
同じ時間の先に地震の被災地があるのだ
そう思うと
自分の中がパリンとふたつに割れてしまいそうです。
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by aprioribooklet | 2011-03-29 08:33 | 暮らしコト

地震から   

テレビで見ている映像が本当の事とは信じがたく
この一週間、ニュースや新聞を見ていて本当に言葉がない。
被災地で過ごしている方たちは、どんな気持ちであろうかと
考えても、私の想像をはるかに超えているであろう。
テレビを消すと、自分の日常があまりにも穏やか過ぎて申し訳なくなってくる。
「いただきます」「いってらっしゃい」の言葉に想いがこもる。
普段は忘れている
ごはんが食べられて、出掛けた家族が帰ってくる当たり前のことが
本当に幸せだということを……。
物資が届いているところ、届いていないところがあるらしい。
持病がある人、体調が悪い人の薬がないという。
私もいま訳があって、期間限定ではあるが朝夕、自己注射を打っている。
そうしないと体の状態が保てないからだ。
その注射が手に入らないとどうなるだろうかと考えるだけで怖い。
すべてに物資が行き渡るシステムが早く確立され
現状よりも少しでも心穏やかに過ごせるようになることを祈るばかりだ。
そして、原発。
想定外の地震津波としても、これは人災ではなかろうか……。
こうしている今も、原発で命をかけて作業をしている人がいる。
そして、その家族の人たちも……。
今回のことは決して忘れてはいけない。
皆が、何か自分にできることはなかろうかと声を掛け合った。
きっと、大きく意識が変わるに違いない。
今日はまだまだでも、いつかは必ずよくなる。
そう信じて……。
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by aprioribooklet | 2011-03-19 10:26 | 暮らしコト

天然酵母のシロ子パン   

今日もシロ子は一喜一憂しながら大切に酵母をおこします。
ゆっくり自然に発酵させたパンはすばらしくおいしい。
さむいさむい冬の朝
焼きたての香ばしいにおいがそこらじゅうに漂いはじめると
ごそごそと暖かいふとんを抜け出すわたし。
そしてあとはひたすら食べるだけ。
20年くらい前に小豆島の民宿に住み込んで 
畑や宿を手伝いながら
おばあちゃんにパン作りを習ったのがはじまりだそうな。
いちじくやナッツたっぷりのカンパーニュ       ベリーが入ったおとなのショコラカンパーニュ
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by aprioribooklet | 2011-01-20 18:11 | 暮らしコト

野田琺瑯 ぬか漬け美人   

寒い寒いと思ったら、井戸が凍って水が出てこない。
はぁ~と家の中でも白いため息です。

スローな出だしの昼前に、ブーと玄関のブサー
(我が家はピンポーンとかしゃれた音色はならない)が鳴り
着膨れして人前に出られないような格好の私は
即座にすべてを覆い隠すかっぽう着を着て慌てて玄関へ。
不在票を入れ立ち去る寸前の宅配のおじさんを呼びとめ
受け取った「ぬか漬け美人」

ことごとくぬかみそをだめにしてきた私は、一年前に誓ったのです。
このぬかみそが一年生きていたら野田琺瑯のぬか漬け美人を買おうと。
そしてめでたく生き延びたぬかみそは真新しい琺瑯に収められました。
d0176489_15111749.jpg香り豊かでおいしいんだよな!
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by aprioribooklet | 2011-01-16 15:10 | 暮らしコト

おひまち   

我が家は旧道近くにある。
年に2度、隣組が寄りあって おひまち が行われる。
今回は我が家が大当番宿。

まずは朝早くから神社で祈祷してもらいお札を頂く。
あらかじめ切っておいた竹にお札を付けて辻に立てにゆく。
他の当番宿にお札とお供えのお餅を切って届ける。
そしてお茶、お菓子、お酒を用意しているとご近所さんがやってくる。
世話役さんが手伝ってくれるからよいものの要領を得ない私とシロ子はあたふたあたふた。
この辺りは古くから住んでいる人が多くて80、90才のじいさま、ばあさまたちが主。
次の当番を決めたり、会計を報告した後は世間話がはじまる。
これが実におもしろいのだ! 
「ランプ屋のよっちゃんこのごろどうよ?」
           ・・・ランプ屋っていつの時代?
「せっちゃんはとうとう老人ホームに入ったらしい」
           ・・・せっちゃんってなんだか女学生みたい
「あの空襲ではあの溝に逃げ込んだんだよな~」
           ・・・えっあの裏の溝ですか?
「あの土地は一坪12万円らしいが曲がっているから売れんだろうあ~」
           ・・・・・・・・・。
いまだに昔の屋号やあだ名が飛び交う。
時代が交差するような気分。
準備は大変だし面倒だな~と思わなくもないが
こうやって寄り合うのもなかなかよいもんだ。
そろそろ世代交代がはじまっている。
次の世代になっても続くことを祈る。
 
 ところで おひまちってなに?
 音だけで理解したつもりで使っていたのだが6年目にして疑問に思う。
  *【日待ち】  ①陰暦一月、五月、九月の吉日に、前夜から潔斎し、日の出を待って拝むこと。
           ②農村で、田植え、収穫の終わった時など、村落の人が集まって会食すること。
                                     (新明解三省堂さんありがとう)
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「モノば知らん小娘ばい」
「ほんなこて!」

・・・・・・未熟モンでスンマセン
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by aprioribooklet | 2011-01-10 12:25 | 暮らしコト